『キクヤ通信』29号 大仏と鹿とチビ達
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こんにちは!
6月に発行しましたキクヤ通信です。古都にて和製巨神像に初遭遇したチビ達…。奈良体験は大チビのこころに変化をあたえます。。またまた長いですが読んでくださーい。
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『キクヤ通信』29号2014年6月発行
大仏と鹿とチビ達
巨神像…。ドラえもんの映画に登場した巨大な石の像。イヌの国を見下ろしながら見守ってくれる神様です。実は下から入ることができてあることをすると動きだし悪者をやってつけてくれるのですが…。子供の日、チビ達と休みが重なったので(年に数回)本物の巨神像を見に行ってきました。目指すは大魔境?奈良。
近鉄電車に揺られて向かいます。奈良駅につくと雨がポツポツ、更にゴールデンウィークで混雑していたのでタクシー乗り込み東大寺に向かいました。南大門の金剛力士像の前で「東大寺の南にある大きな門やから東大寺南大門っていうんやで!」とうんちくを語ってみますがもちろん誰も聞いてくれません…。そこから直進して大仏殿に到着!巨大な大仏を前に二人はテンションマックス!マイカメラでパシャパシャ隅から隅まで撮影してました。特に小チビは一人で模型の近くまで行ってジーと観察していました。東大寺を出るとやっぱりシカたちが登場!「コワイ~!」小チビは恐れおののき嫁様の抱っこに避難。大チビは勇気を出して鹿せんべいを口に差し出しますが、すでにいろんな人からもらった後でお腹がいっぱい、フーンとそっぽを向かれていました。
帰りに奈良の商店街で発見した仏像ガチャガチャ、大仏を見て何かを感じたのか大チビが挑戦し阿修羅像フィギュアを入手して大喜び。高速餅つきのおっちゃんを見物して(定番らしい)いい感じの和菓子屋さんでわらび餅を食べて帰りました。久しぶりにいった奈良は新しものと歴史あるものが混じりあってとっても面白い街になっていました。今度はもう少し下調べして行きたいですね。
家に帰ると大チビは勉強机の児童書の前に阿修羅像を飾って「この色がシブい!」とご満悦。あんたのほうがシブいよ大チビさん…。
ある大学生の4つの運命
『四畳半神話大系』森見登美彦
初めの感想は「なんだこれ…」。今までの大学生活を後悔する陰気な大学生の話が延々と続きます。読むのもなかなか進まず少し放置気味…。なんとか一章が終わって、二章も同じような話。「…なるほど!」。そしてだんだん止まらなくなり、最後まで一気読み。大学に入学した私(主人公)が初めに選んだ選択によって人生が変わって行く4つのストーリーで描かれています。
四畳半の下宿部屋を起点に一つの話が終わるとまた最初から新しいストーリーが始まります。主人公以外の登場人物は同じように行動しようとするのでリンクして絡み合っているところが絶妙!前を読んでいるからこそわかる伏線が散りばめられ全部読み切ってこそすべてがわかります。京大出身の作者が描く独特の世界。さて、主人公は伝説のバラ色の大学生活を送れるのでしょうか?全く新しいタイプの青春小説。
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