『キクヤ通信』18号 自由人VS時間泥棒『モモ』ミヒャエル・エンデ
大阪の八尾でジュエリーリフォームといえばキクヤ!
こんにちは!
キクヤ通信は本のコーナーもあります。
毎月、気になる本の感想文を書いてます。
「面白かったなぁ…」と思える
作品を取り上げています。
(人気のある本でも個人的にあんまりは
取り上げません)
本好きの方々からも感想をいただいたり
して輪が広がっております。
今月は夏休み前なので子供と楽しめる
『モモ』にしました。ネバーエンディング
ストーリーの原作者であるミアエル・エンデ
の作品です。エンデは小説家であると共に
思想家であり作品の中にも随所にそこが
みえます。一般的には資本主義に対する
話といわれてますがエンデが言いたかったのは
貨幣経済に対しての警告だったそうです。
深い…
『キクヤ通信』18号 2013年7月発行
◆◇◆自由人VS時間泥棒◇◆◇
『モモ』ミヒャエル・エンデ
児童文学の傑作。浮浪児モモは自由に生き
る女の子、仲間達と楽しい日々を送ってい
ました。が、やはりやってきます悪者、黒
のスーツにネクタイ、そして灰色。彼らの
目的は『人々の時間を奪うこと』。時間銀
行の名で巧妙に時間を奪って行きます。奪
われた人々は効率的な生き方を始めます。
気がつくと街は見事な発展を遂る替わりに
人々の表情は暗く余裕を失ってしまいまし
た。計画は成功したと思われましたが、た
った一人、自由人モモが彼らの前に立ちふ
さがるのでした。幼いモモが勇気を振り絞
り戦う様子は僕の心を串刺し!素直って大
事だ!生きるってこういうことだ!夜中に
熱くなるおっさんが一人。ただ、今の世界
は時間銀行の圧勝です、モモの姿カタチも
ありません。大人になって黒いスーツを着
てるから?(笑)最近、黒くなってきたな
ぁと思っているあなたにオススメ。