『キクヤ通信』20号 『舟を編む』三浦しをん
大阪の八尾でジュエリーリフォームといえばキクヤ!
こんにちは!
キクヤ通信、本のコーナーです。
毎月、気になる本の感想文を書いてます。
今回は映画が次のアカデミーショー
外国語映画部門にノミネート
された『舟を編む』三浦しをん です。
かなりいいですね。
長さも丁度いいのでイッキ読みできますよー。
『キクヤ通信』20号 2013年9月発行
◆◇◆辞書にかける情熱!◇◆◇
『舟を編む』三浦しをん
いい本ってであった年齢によって感じ方が
変わりますよね。これは今、読めてよかっ
たと特に感じた作品。出版社に勤める主人
公はうだつのあがらない社員でしたが、辞
書編集部に移動することで才能が開花され
ていきます。言葉は生き物で、水の流れの
ように日々変わっていく。終わることのな
い作業にどっぷりと浸り、完成に向けて情
熱を注ぎ込む主人公。地味ですがかっこい
い。辞書制作はテーマであって、なんでも
よかったのかも知れません。描きたかった
のは主人公や仲間達、支える家族の人間模
様。ゴールまでたどりつけた人、つけなか
った人。それぞれの思いがつまって一つの
ものが作られていく。そして完成したとき
の感動は何者にも替えがたいものであると
いうこと。ズトーンと心に響きます。30
0ページにも満たないですが、15年の壮
大な物語。一生懸命って素晴らしい!